マッケンジーは、ゴルフ設計基本原則を記している。
>真に偉大なコースは、多くのプレイヤーが常に楽しんでプレーできるものであること。
>プレイヤーには技術同様に戦略も要求する。それでこそゴルファーの興味を引き続けることができる。
>アベレージ・ゴルファーにも良いプレーができるよう、十分なチャンスを与えると同時に、アンダーパーを狙えるプレーヤーには、最高の技術・戦略を要求する。
>全ての自然の美しさは保存されなければならない。自然のハザードはそのまま利用し、人工的なものは最小限に留めなければならない。
>ブラインドホールはなくすこと。
>ロストボールを捜す面倒やいらだちを全くなくすこと。
>大胆なティショットの見せ場もあるが、非力なプレイヤーが1打を失うことを覚悟すれば、いつも他の選択肢が用意されていること。
また、リンクス・コースとの差別化ではなく、特色を継承するべき点についても留意している。
>全てのホールに特色があること。
>多彩な技術を要求するグリーン周辺にすること。
>夏でも冬でも良いコンディションにすること。
>スクラッチプレイヤー以上のプレイヤーには、挑戦意欲がわくようなコースにすること。
>全てが美しいこと。
などである。
従来のリンクス・コースでは、1番ホールからスタートして、18番でクラブハウスに戻る。すなわち9番、10番がクラブハウスから一番遠いところになっていた。それを1番から9番を「フロント9」、10番から18番を「バック9」と呼び、それぞれクラブハウスに戻れるかたちにしたのは、マッケンジーの提案である。以降、近代ゴルフコースの常識となった。
Landing Page Creator