トム・モリスSr.(1851~1908)
全英オープンは世界最古の競技である。その第1回大会から、常に優勝、準優勝を勝ち獲っていたのがトム・モリスSr.である。1860年から10年間で、優勝4回、2位3回。最後に敗れた相手は、誰あろう息子のトム・モリスJr.であった。ゴルフ黎明期に父子で名手となった。父は、オールド・トムの愛称で親しまれ、息子は、ヤング・トムと呼ばれていた。オールド・トムは、若き日にセントアンドリュースのアラン・ロバートソンの下でクラブとボール職人として働いていた。1851年にロバートソンのもとを離れて新しく生まれたリンクスコースのプレストウイックに移り、そこでヤング・トムが生まれた。1861、62、64、67年と全英オープンに優勝。そしてオールド・トムは、1865年に再びセントアンドリュースに戻った。その時は、専属プロゴルファーとグリーンキーパーとして迎え入れられた。いまでもセントアンドリュースの18番グリーン脇にトム・モリスのショップがある。
No Code Website Builder